20110724

テストキカン

配属先の学期末テストの日程もほぼ終わりに近づき、あとは終了式を待つ今日この頃。今回のターム、振り返ってみるといつになく慌しいタームだったような気がする。授業はもちろんだが、各所から教材の手配や委員会などで移動も多かった。そして何よりも一番イレギュラーだったのが、今月初めに一緒に2nd yearの学生(ケニアのPOLYTHECHNICはほとんどが2年制)を担当していた同僚が異動になってしまった事だ。今回のタームを終えるまでの約1ヶ月を残して、異動を告げられたのが前日。正直、あまりにも急すぎて学生には申し訳ないが十分な対応することができなかった。任されたクラスが一つならまだよかったのだが、2nd yearの中で上級過程の試験を受ける学生のクラスも同時にやることになってしまい、計画を立ててバランスよく授業をすることができなかった。1st yearを担当する同僚に相談したがそんなにいい解決策見つかるわけでもなく。頼りにしていた代わりの先生は一度学校に顔を出しただけで、今日まで一向に現れず。連絡も取れず何をしているんだかさっぱり分からない。ただただ次のタームに現れてくれる事を祈って待つばかりである。
そんな中でもなんとか終わりの見えた今回のターム。学期末テストの試験問題の作成・採点、実習試験の準備・実技試験・採点・片付け、成績の集計を全部一人で行った。学期末のこの一連の工程を一人でできるようになっておかないとと思い一人でやってみたが、もちろん結果は満足とは到底言えないがなんとなくそれなりのレベルでこなす事ができた。まだまだ自分自身の精度が低くて底知れない努力も必要だが良かった点や改善点なども把握することができたので、なんとか結果all right。これからに繋げられるとてもいい経験になった気がする。頑張らねば。
さて、色々やっていたらあっという間に過ぎてしまっていたテスト期間、気付けばすっかり写真を撮りそこなってしまっていた。なので先日行っていた1st yearの実習試験の様子を少し。









































試験自体は、実習試験と言うよりもほとんど学科試験のようなものだ。整備工具の名称とエンジン各部の名称を答えるだけの簡単な問題。もちろんだが、試験のレベルは日本の専門学校のレベルには到底及ばない。1st yearの学生ではあるが、2nd termも終わろうかというこの時期にこういう試験をやっている事に今更ながら驚いてしまった。正直なところ、試験として行うには内容があまりにもレベルが低すぎるためだ。あまり言いたくはないが、教える側の姿勢にも疑問を抱いてしまう。
どうしても場面ごとに物事を見て、またそれを文章にしてしまうと偏った捉え方をしてしまいがちだが、日本とはまったく違う状況で物事が複雑に絡み合うケニア。一概に物事の良し悪しの判断はできないのが難しいところだ。きっとやり方はひとつじゃない。それを忘れないようにしなければ。


そんな簡単な試験のはずだが、これがまたケニア人。信じられないくらい時間が掛かる。信じられないくらい。日本で10分ほどで済む問題でもケニアでは平気で40分近く掛かってしまう。もうそんなに考えたって答えなんてでないでしょっていう状況でも、なぜかひたすらに考える。考える。考える。考える。考える。考える。自分にはレベルが高くて解けない問題でも、ひたすらに考える。考える。考える。考える。考える。








































そして、

また考える。考える。考える。考える。考える。考える。ぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐる。





































この持ち前の粘り強さに、知識と経験と計画性がもてれば完璧なんだけどなぁ。

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