街の工場見学へ行ってきた。見学とは言っても午後の暇な時間に一人で行ってきたので気楽なもんである。ケニアンスタイルな工場はどれも屋根のない敷地でのんびり地べたに座って青空整備。整備環境という言葉などケニアではまったく意味を成さない。自身の配属先においても一番最初の授業において整備環境について学習するが、整備工場と言われる所はほとんどが同じような環境であるため、きちんとした整備環境を見た事がない生徒達にとってはそんな授業なんのこっちゃの話である。 文句を言ったところでなんにも変わらないので”物事を曇りなき眼で見定める”作業を行ってきた。
上の写真ででっかい油圧プレスを使って作業してたおっちゃんの手元。黒い手にグリスがついて手だかわからないぐらい黒い。うん、黒い。こんなにでっかいプレスを使ってその黒い手で繊細にバイク用のちっちゃいクランクシャフトのベアリング交換をしていた。片方が終わったところで目を離していると、すさまじい音とともにプレス前方のトタンの建物に衝撃音が。。
おっちゃんたち、なぜか全員大爆笑。プレスから外れたクランクシャフトが飛んでいったようで。。もしも顔なんかに当たれば大惨事。しかしそんなことおかまいなしに、おっちゃん爆笑。ケニア人の習性なんだろうか。些細なミスや失敗はとりあえず笑ってみようキャンペーンなのか。そしてなぜだか決まって満面の笑みで『This is KENYA~』。この言葉、よく同僚が口にするのでだいっ嫌いなのである。まぁしかしそんな不機嫌な表情をするわけにもいかないので、現場はとりあえず得意の愛想笑い。
溶接箇所の間近を素手で持って溶接するお兄さん。結構な時間耐えていましたがやっぱり同じ人間。
近くにきちんと水が置いてありました。なかなか面白く勉強になることも多かったので、また行ってみようと思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿